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エキスパートインタビュー

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田中 善
医療法人仁善会田中クリニック 理事長・院長

https://www.tanaka-cl.com/

【経歴】

鳥取大学医学部医学科卒業。医学博士(大阪大学)。
大阪大学第一内科(腎臓内科)、大阪厚生年金病院腎臓内科医長を経て、医療法人仁善会田中クリニック理事長・院長に就任(http://www.tanaka-cl.com)。がんに対する免疫療法、栄養療法、点滴療法など統合医療を中心に診療を行っている。また医科歯科連携と栄養学を中心とする予防医学を推進する活動を行っている。
日本内科学会認定内科医、日本腎臓学会認定腎臓専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会評議員、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医。
IAOMT-Asia(International Academy of Oral Medicine and Toxicology)副代表。

1.点滴療法を始めるきっかけについてお聞かせください。

約20年前から免疫療法に関心を持ち、2001年から癌患者さんに免疫療法を導入していました。その後、栄養療法などを含めた統合医療の必要性を感じていた時に、柳澤厚生先生の点滴療法のセミナーを受けたのがきっかけでした。

2.点滴療法をどこで修得しましたか?

私のクリニックで柳澤先生から直接指導を受けました。点滴療法研究会発足直前でした。

 

3.点滴療法の師匠はいらっしゃいますか?

もちろん柳澤先生です。点滴療法のほとんどは柳澤先生から学びました。

4.点滴療法の得意分野は?

高濃度ビタミンC点滴療法(IVC)です。2007年から実施し、現在も30~40人の癌患者さんの治療を行っています。

 

5.これまでに印象に残っている患者さんについてお話ください。

標準治療を拒否してIVCを中心とした統合医療を駆使して5年以上普通の生活をしている40歳代や70歳代の乳癌の女性、また放射線療法施行中、施行後にIVCを継続し受けることにより何もしない患者さんと比べて驚くほど回復が早く副作用も少なくなることは口腔癌その他の癌で多数経験しています。進行した末期の癌患者さんで病院から緩和医療を勧められて拒否しIVCを受けることにより癌と共存しQOLを維持している方も多数経験しています。標準療法にIVCを併用すれば、今の標準療法の効果の向上、副作用の軽減がみられるのに、現在の保険診療だけに終始している癌治療をみると残念に思います。

 

 

6.田中クリニックについて。

2001年に地元の大阪市生野区で開業しました。開業当初から癌免疫療法を行っていましたが、さらに効果のある治療法を提供したいと考え、点滴療法、栄養療法など統合医療としていろいろな患者さんに対応できるように治療の幅を広げたいと思い、多くの的確な情報を素早く取り入れるようにしています。最近では、医科歯科連携の重要性も認識し、IAOMT-Asiaでの活動、さらに腸内環境が多くの疾患のベースにあると考え、腸内フローラ移植臨床研究会での活動を行っています。

 

 

7.今、一番興味のある点滴療法は?

高濃度ビタミンC点滴療法はもちろんですが、水素点滴、アルテスネイト点滴も注目しています。グルタチオン点滴も興味を持っています。

 

 

8.点滴療法を始めたばかりの方へのメッセージをお願いします。

健康保険に適応のある治療を行っていても、年々患者数は増加し、医療費の増大を招いています。他の欧米諸国や東洋の伝統的医療の中にも役立つ治療が多くあり、保険では承認されない治療の中に有用な治療が多くあります。私たち臨床医は病気で苦しんでおられる患者さんに真摯に向き合い、最善の治療を施すべきです。それために新しい情報を全世界から集め、自分で科学的に正しい判断をして導入できるようにすることが目の前で苦しんでいる患者さんを助ける方法です。とくに癌患者さんは残された時間があまりないことも多いので、臨床医は頑張ってもらいたいと思います。とくに若い医師、歯科医師が協力して、停滞している日本の医療を変革していってほしいと思います。

 

 

9.点滴療法研究会の今後の展望についてお聞かせください。

これからも点滴療法だけでなく、いろいろな新しい治療法を紹介していただきたいと思います。それにより日本の医療変革の起爆剤となるような会であり続けてほしいと思います。

 


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