キレーション療法

キレーション療法はEDTA(エチレンジアミン四酢酸)という合成アミノ酸を点滴する治療法です。

点滴するEDTAにはNa-EDTAとCa-EDTAの二種類があります。

Ca-EDTAキレーション療法とは

点滴するEDTAにはNa-EDTAとCa-EDTAの二種類があります。
Ca-EDTAは主に有害重金属除去に用いられます。有害重金属は、食事や生活環境から体内に蓄積されると、様々な疾患を引き起こします。

適応疾患

  • 有害重金属除去(重金属:鉛、水銀、砒素、カドミウム、タリウム、クロム、ニッケル、スズ、アルミニウムなど)
  • 活性酸素除去
  • 動脈硬化性疾患
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 炎症性疾患
  • 加齢黄班変性症
  • アトピーなどの皮膚疾患
  • アンチエイジング
  • 眼科疾患
  • メニエール病 など

注意点:腎機能が低下している場合は治療を受けることができません。

プロトコル

治療のプロトコルおよび使用薬剤に関しては、会員限定ページにて公開しております。
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副作用

まれに下記の副作用が起こることがあります。

  • アレルギー
  • 血栓性静脈炎
  • 低血糖症状
  • 倦怠感
  • 不整脈
  • 腎毒性
  • 発疹 など

Na-EDTAキレーション療法とは

Na-EDTAは心臓の血管の動脈硬化でおきる狭心症、心筋梗塞、そして足の動脈が詰まってしまう閉塞性動脈硬化症に治療効果があります。

アメリカ国立健康研究所代替医療部門(NCCAM)とアメリカ先端医療会議により、キーレーション療法による心筋梗塞・狭心症の治療効果について研究が進められました。
その結果、特に糖尿病患者において、総死亡率、心筋梗塞再発、脳卒中、冠血行再建、狭心症による入院は、キレーション療法群が対照群に比べ34%も減少した結果となりました。

The TACT Randomized Trial

適応疾患

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 脳動脈硬化症
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 加齢による視力低下
  • 糖尿病
  • 糖尿病性血管障害
  • 動脈硬化予防 など

注意点:腎臓機能が低下している方は注意が必要です。

プロトコル

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副作用

アメリカ国立健康研究所は、重大な副作用はなく、安全な治療法であるという見解ですが、まれに下記の副作用が起こることがあります。

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