IVCと他療法の併用により奏効した症例【盲腸癌】

医療法人仁善会 田中クリニック
理事長 田中 善先生

C.R. 52歳 男性

診断

盲腸癌

経過

2020年11月ごろから腹満感、嘔気、嘔吐があり、精査したところ回盲部腫瘍、イレウスと診断。12月に腹腔鏡下結腸右半切除術施行。
盲腸癌(Moderately differentiated tubular adenocarcinoma)、リンパ節転移(回腸末端部流域のリンパ節腫大、傍大動脈に多数の結節)と診断。
2021年2月1日から高濃度ビタミンC点滴療法(IVC)開始(11月27日現在VC60gを1~2週に1回)。同時にヨガ、鍼灸、転地療養、薬膳料理、水素吸入、食事療法などを併用して行っている。
抗癌剤は職場復帰(教師)に影響があるので拒否した。

評価

手術後に抗癌剤をせずに、高濃度ビタミンC点滴療法を主な治療として受け入れた。仕事に復帰するために、意欲的に正常細胞の活性化を行う治療法を取り入れ、
それが奏効して仕事への復帰も可能になってきている。おそらく抗癌剤を使用していれば早期の社会復帰は困難であろう。
高濃度ビタミンC点滴療法が抗癌剤としての作用とともにQOLを向上させる治療法として有用であることが示唆される。

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