寒さが厳しくなり、乾燥した空気や暖房の影響で肌の水分が奪われやすい冬。
鏡を見ると、肌の乾燥が気になったり、「なんだか顔色が暗い」「疲れて見える」と感じる方も多いのではないでしょうか。
仕事や年末のイベントで忙しい日々を過ごすうちに、睡眠不足やストレス、食生活の乱れも加わり、肌の乾燥やくすみはさらに進行してしまいます。
実は、乾燥やくすみは単なる「見た目の問題」ではありません。
肌の角質層の水分保持力が低下し、血流や代謝も鈍くなることで、ハリや透明感が失われ、肌老化のサインとして現れることも。
そんな冬の肌トラブルを内側からサポートしてくれるのが、高濃度ビタミンC点滴です。
Contents
冬の乾燥・くすみの原因とは?
肌の表面にある角質層は、水分を抱え込むことで潤いを保っています。
しかし、冬の乾燥した空気や暖房によって角質層の水分は失われやすく、バリア機能も低下。
さらに、寒さによる血流低下、栄養不足、睡眠不足、ストレスが重なることで代謝が落ち、肌がくすんで見えたり、疲れ顔になったりします。
・乾燥:角質層の水分が減少し、ごわつきやかさつきが生じる
・くすみ:血流低下や酸化ストレスにより、肌が暗く見える
・ハリ不足:コラーゲンやエラスチンの生成が減少し、弾力が失われる
こうした状態を放置すると、肌老化のサインとして表面化してしまうこともあります。
高濃度ビタミンC点滴
ビタミンCは、肌のコラーゲン生成をサポートし、紫外線やストレスによる酸化ダメージを抑える抗酸化作用を持つ栄養素です。
点滴で直接血液中に届けることで、食事やサプリメントでは摂取しにくい高濃度ビタミンC点滴を効率よく体内に取り入れることができます。
また、ビタミンCはメラニンの生成を抑制し、シミやくすみを防ぐ美白作用もあります。
肌のハリや弾力を保つコラーゲン生成を促進するため、透明感のある若々しい肌づくりに欠かせません。
さらに、グルタチオン点滴などの抗酸化成分を併用することで、更なる肌のトーンアップやアンチエイジング効果も期待できます。
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▶ 美肌・アンチエイジングに効果あり!【高濃度ビタミンC点滴】とは
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高濃度ビタミンC点滴ってどんな治療法?
高濃度ビタミンC点滴は、食事やサプリでは届かない高濃度ビタミンC点滴を静脈から直接投与する治療法です。
25gのビタミンCで、なんとレモン約1,200個分のビタミンCを細胞に届けることが可能です。
副作用が少なく体にやさしい治療法として、健康維持や美肌、アンチエイジング目的で広く注目されています。
一般的には10〜25gのビタミンCを30〜60分かけて点滴します。
投与量はそのときの体調や目的、目指す効果に応じて医師と相談して決めるのが安心です。
効果の感じ方には個人差がありますが、施術後肌の明るさを翌日実感する方も。
目に見える効果を期待する場合は、週1回〜月1回程度の継続が理想的です。
費用はおおよそ8,000〜30,000円前後が目安です。
安心して受けるためのチェックポイント
高濃度ビタミンC点滴は、安全性の高い治療法とされていますが、安心して受けていただくために、いくつかの注意点があります。以下を参考にし、不安な点があれば主治医にご相談ください。
■ 点滴時の体への反応
注射部位の痛みや内出血が起こる場合がありますが、軽度であれば数日で改善するため、特に心配はいりません。
点滴中に強い痛みを感じた場合は、薬剤が血管外に漏れている可能性があります。すぐに医師または医療スタッフへ伝えてください。
■ 治療が受けられない・注意が必要なケース
G6PD欠損症(赤血球の酵素異常)がある方は、この治療を受けることができません。
※点滴療法研究会会員クリニックでは、25g以上の点滴を行う前にG6PD検査を実施しています。
腎不全で透析中の方は治療不可です。また、心不全・大量の腹水・強い浮腫がある方も、水分負荷により症状悪化の恐れがあるため、治療できないことがあります。
他の薬を服用中の場合は、必ず主治医に相談してください。
また、以下のような方も、主治医に相談のうえ治療を検討しましょう。
・持病がある方
・重篤な体調不良のある方
・妊娠中または授乳中の方
■高濃度ビタミンC点滴は自由診療(保険適用外)の治療です。
■ 安全な製剤が使われているか確認を
6g以上のビタミンCの点滴には、防腐剤の入っていない注射薬の使用が推奨されています。
日本の保険診療で一般的に使用される製剤(1本2g)を使って50gの点滴をするには25本必要になります。これにより、防腐剤も25本分体内に入ることになります。
比較的安価な点滴では、防腐剤入り製剤が使われていることがあるため注意が必要です。
点滴前に使用するビタミンC注射薬の種類を必ず確認しましょう。
■ 製剤の保管・管理にも要注意
ビタミンC製剤は非常にデリケートです。品質を保つためには、冷蔵(2〜8℃)での保管が必須です。
アメリカ薬局方(USP)では、点滴直前まで冷蔵保存し、当日に室温へ戻す取り扱いが求められています。
適切に管理されていない製剤では、効果が損なわれる可能性があります。
国内でも防腐剤なしの注射薬が製造されており、正しく管理されていれば、問題なく使用可能です。
点滴を受ける前に、使用薬剤の種類や保管方法についても確認しましょう。
■ 正しい施術が行われているか
一部のクリニックでは、血管痛を防ぐ成分が配合されていないなど、適切な方法で点滴が行われていない場合もあります。
点滴療法研究会では、点滴の正しい知識と技術を持つ医師の育成に取り組んでいます。安心・安全な治療のために、信頼できる医療機関を選びましょう。
▼詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
▶ 失敗しない!点滴療法クリニックの選びかた
即効性と施術の流れ
点滴療法の魅力のひとつは、即効性。
短期間で「肌の明るさ」「透明感」「疲れにくさ」を実感する方も多く、年末年始のイベント前の“駆け込みケア”としても人気です。
施術の流れ
1.カウンセリング:医師が体調や目的を確認
2.点滴施術:30〜60分ほどで完了
3.休憩・水分補給
日常生活へ:施術後すぐに普段通り過ごせます
日常ケアと組み合わせるとさらに効果的
高濃度ビタミンC点滴の美肌効果を長持ちさせるには、日々のケアも大切です。
点滴で内側からサポートするだけでなく、外側や生活習慣を整えることで、より美肌効果を実感しやすくなります。
1. 保湿ケア:角質層のうるおいを守る
乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を保つためには、保湿ケアが欠かせません。
化粧品などは、セラミド・ヒアルロン酸・天然保湿因子(NMF)配合のものがおすすめです。洗顔後や入浴後すぐに保湿をしましょう。また、日中も乾燥を感じたら、ミストや保湿クリームでこまめに水分補給を忘れずに。
2. 栄養バランス:体の内側から美肌をサポート
肌のハリや透明感には、食事やサプリメントで摂取する栄養も大切です。特にタンパク質・ビタミンC・鉄を意識的に摂取することで、点滴の効果をより実感できます。
タンパク質:肌のコラーゲンやエラスチン、角質層の細胞の材料
→ 鶏肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
ビタミンC:コラーゲン生成を助け、抗酸化作用で肌のダメージを抑える
→ 赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、柑橘類
鉄:血液を通じて酸素や栄養を肌に届ける役割があり、くすみ改善に
→ 赤身肉、レバー、ほうれん草、ひじき
さらに、ビタミンCと鉄を一緒に摂ると鉄の吸収がアップします。
例:ほうれん草のサラダにレモンをかける、フルーツと鉄分食品を組み合わせるなど。
3. 血流改善:肌への栄養供給をサポート
血流が滞ると、栄養や酸素が肌に届きにくくなり、くすみや疲れ顔の原因に。
軽い運動やストレッチで血流を整えましょう。
ウォーキング、軽いジョギング、階段の昇降などの運動、首・肩・背中・脚の簡単ストレッチで全身の血流を促進するストレッチ、ぬるめのお湯にゆったり浸かると全身の血行改善に効果があります。
保湿・栄養・血流改善を組み合わせ、日々の習慣で肌の基礎力を底上げしましょう。
体の内側と外側、両方からケアを行うことで、より健康的でツヤのある肌へ導きます。
忙しい年末だからこそ、内側から輝くケアを
冬の乾燥やくすみは、放置すると肌老化を進める原因に。
高濃度ビタミンC点滴は、肌のハリ・透明感・疲れ顔の改善をサポートする即効ケアとして、男女問わずおすすめです。
忙しい年末だからこそ、少しの時間で“自分を整える習慣”を。
体の内側から輝きをチャージして、明るい気分で新しい年を迎えましょう。
興味のある方は、まずは信頼できるクリニックでご相談を。
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