高濃度ビタミンC点滴療法(アンチエイジング)

高濃度ビタミンC点滴療法とは

高濃度ビタミンC点滴療法は、副作用のない体にやさしいがんの治療法だけでなく、最先端のアンチエイジング治療としても注目されている治療法です。

高濃度のビタミンCを静脈内に直接注入し、血中のビタミン濃度を高めることで、コラーゲン生成の促進、メラニンの生成の抑制、抗酸化作用など多くの美容・健康効果が期待できます。

その他にも、かぜの予防、アレルギー症状の軽減、疲労回復、口腔内や体内の炎症鎮静、歯周病の予防などにも有効です。


なぜ点滴なの? / 経口と点滴の違い

<経口摂取の場合>

ビタミンCは水溶性のため、大量に摂取しても余剰分は尿としてすぐに排泄されてしまいます。

<点滴の場合>

経口摂取と比べて、点滴はビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。
静脈内に点滴することで、点滴が血管内に行き渡り、高い効果が期待できます。


こんな方にお勧めです

【生活習慣が気になっている】

・タバコをたくさん吸う
・お酒をよく飲む
・ストレスを溜めやすい
・外にいることが多い
・よく運動をする
・疲れ・倦怠感を感じることが多い
・寝起きが悪い
・免疫低下を感じる

【お肌などの悩みがある】

・最近シミが気になる
・お肌に透明感が欲しい
・日焼けをしてしまった
・毛穴の開きが悩み
・ニキビや肌荒れに悩んでいる
・お肌の弾力がなくなった
・髪にコシ・ツヤがなくなった

【病気を予防・改善したい】

・風邪・インフルエンザの予防
・ガン予防を考えている
・老化を遅らせたい
・歯周病が心配
・アトピーを改善したい
・うつ病・精神状態を改善したい


高濃度ビタミンC点滴治療の効果


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■美肌効果

お肌の美白・・・・・・・・・・・ シミの大敵である、メラニン色素を抑制します。
お肌のハリ・弾力・・・・・・・・ ビタミンCはコラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力のもとを増やしハリのある肌をつくります。
保湿・水分量の増加・・・・ 水分を強力に挟みこむセラミドの生成を促し、みずみずしいお肌にします。
ニキビやお肌のトラブル改善・・・ ニキビや皮脂の成分を抑え、きれいな毛穴を保つことでニキビを予防、抗炎症作用でトラブルを改善します。

■抗酸化作用

若々しく健康でいるためには、体のサビを防ぐ「抗酸化」が重要です。
細胞にダメージを与える活性酸素から細胞を守り、体の酸化を防ぎます。

■疲労回復効果

ビタミン剤の経口内服に比べ血中濃度を効率よく高めるため、疲労・倦怠感の回復に即効性があります。また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑え、健康的なホルモンの働きを応援し、ストレスに対応できるからだをつくります。

■免疫力の向上

体内のウイルスや病原菌を排除する「白血球の機能」を強化して免疫力をアップします。

■がん予防

がん予防にビタミンCが注目されており、抗酸化作用でがん細胞の発生を抑える効果が期待できます。また超高濃度ではがん細胞を殺します。

高濃度ビタミンC点滴療法の医学情報はこちら>>

■歯周病治療・対策

歯周病を始め、歯科治療領域でも効果が期待できます。


高濃度ビタミンC点滴療法の副作用

高濃度ビタミンC点滴による重篤な副作用は報告されていませんが、G6PD欠損症がある場合は溶血を起こす場合があるためビタミンC点滴は行えません。
(必ず事前にG6PD血液検査を行ってください。)
投与量や体調・体質により、血管痛・頭痛・吐き気・めまい・低血糖症状が生じることがありますが、一時的なものであり、点滴速度の調整などで改善されます。また、一時的に口渇感が出現し、排尿が頻回になることがあります。

詳しくは、事前に受診するクリニックの医師に必ずご相談ください。


高濃度ビタミンC点滴療法の注意点

高濃度ビタミンC点滴は安全性の高い療法ですが、注意が必要な場合があります。

●肝臓疾患や糖尿病、甲状腺の病気、心不全等の疾患がある場合
●その他、重篤な体調不良がある場合
●妊娠中の女性、子供のかた
●G6PD欠損症がある場合

また、低血糖症状を防ぐため、空腹時の点滴は避けることをお勧めします。

詳しくは、事前に受診するクリニックの医師に必ずご相談ください。

高濃度ビタミンC療法実施のクリニックの選び方

使用しているビタミンC注射薬の確認をしましょう
点滴は品質の良いビタミンC注射薬を使用するクリニックで!

(1)国産のビタミンC注射薬は高濃度ビタミンC点滴療法には使用できません

高濃度ビタミンC点滴では、外国製の、安全なビタミンC注射薬の使用を推奨しています。国産のビタミンC注射薬には全て防腐剤が添付されており、高濃度の点滴には適していません。
残念ですが、いまだ国産のビタミンC注射薬を使用しているクリニックがあります。 点滴前に使用しているビタミンC注射薬について確認しましょう。 

(2)冷蔵で輸送・保管されたビタミンC注射薬を使用する

ビタミンC注射薬は温度変化によって不安定になり、効果が大幅に減少する可能性があります。
製造工場からクリニックでの保管まで、2~8℃の冷蔵保管が推奨されていますが、正しく保管されていない製剤を使用しているクリニックも多く存在しているのが現状です。当会では、冷蔵空輸にて日本に出荷される安全なマイラン社のビタミンC注射薬を会員及び登録医師に推奨しています。


高濃度ビタミンC療法の料金

高濃度ビタミンC点滴10~25g : 8,000円~25,000円程度
※25g以上の点滴を行うためには、事前採血(G6PD検査)が必要です。

高濃度ビタミンC点滴療法は、自費診療です。
費用は医療機関により異なり、目的・症状により投与量も異なります。
詳しくは最寄りのクリニックへお問い合わせください。

法定記載事項

■ 本治療は日本における医薬品医療機器等法上の承認を得ていないため、医療保険制度は使用できません。自費診療となります。

■ 薬剤の入手経路は医療機関によって異なりますが、多くの医療機関でアイルランド、韓国、アメリカなどの諸外国から輸入されたビタミンC製剤を使用されています。これらの製剤は、日本では未承認医薬品となります。

■ 国内で認証されたビタミンC製剤は流通しているものの、日本産の薬剤には防腐剤が含まれるため、高濃度の点滴での使用は推奨されていません。日本国内に同一成分(防腐剤を含まない)同一性能の承認医薬品が存在しないため、医師の個人輸入により海外から輸入した未承認薬を使用します。

■ 長年にわたりビタミンC点滴に関する様々な臨床試験が諸外国において行われていますが、その中で治療を中止せざるを得ないような副反応の報告はありません。




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