非常にシビアな症例です

是非皆さんの意見をお聞かせください。症例は44歳男性です。2004年5月の発症で、骨盤内、脂肪織、肝内に多発の「原発不明小細胞癌」の患者さんです。CBDCA/Irinotecanによる化学療法を受けいったん縮小傾向になったが再度増大したためCBDCA/Etoposideによる治療に変更されましたが効果なかったようです。2005年2月にはGlivec内服、さらにCBDCA/Irinotecan再開(2006年4月まで5コース)で腫瘍増大なく経過していますた。同年7月にはまた増大してきて右尿管を巻き込み腎外ろうを増設されております。その後もVinorelbine/Gemcitabine併用の化学療法を10コースうけるも腫瘍増大し、右足のリンパ浮腫も激しくなり本年2月から放射線療法を受け骨盤内の腫瘍は経度縮小したが、肝腎境界部は増大しています。現在はカルセド投与再開で継続治療中です。
この状態で本日紹介があり、VitC療法希望されております。腎機能、肝機能は改善されております。予定としては13日(金)に初回45gから開始しますが、その後のスケジュールはいきなりパルスか、週1~2回の投与か迷ってます。かなりシビアで残り時間の少ない患者さんですが、非常に理解力があり是非QOLの改善程度はしてあげたい方です。腫瘍によるイレウスも2回起こしております。皆さんなら如何なさいますか。宜しくお願いします。
大西先生

血液生化学検査に大きな問題がなければ、15,25,50,75gまで連日投与とし、以後は血中濃度を見ながら週3~4回を4週間続けます。点滴後むくみが出るようなら50-60gにします。

また、経口でビタミンC,マルチミネラル・ビタミンの他に、亜鉛、ビタミンK,D3、アルファリポ酸、マグネシウムなどを投与します。私はAlleregy Researchから輸入しています。

横浜サンクリニックの呉と申します。専門的に抗がん剤の治療をしたことが無いので、偉そうな事は何もいえません。ただ、ヴィタミンC点滴の薬物動態学的な視点が必要になるのかも知れませんね。ある一定の血液濃度を持続的に維持していくための薬物濃度と点滴速度はどうあるべきか。本来ならば微量点滴装置にかけて細かな点滴速度の調整が必要なのかも知れません。がん細胞にしても24時間のうちのほんの1,2時間だけヴィタミンCの高濃度に暴露されるだけで、みるみる縮小していくものでしょうか。リンパ節転移を中心に広がる癌と臓器内に潜み固形化した癌との薬物動態を同じように考えることができるのでしょうか。広く会員の皆様の意見も聞いてみたいところです。ただ、この患者様のように末期に近い方でQOLを高めるだけならば週に2回程度でも良いのではないかと考えます。また同時に酸素吸入もして血液中の酸素濃度を高めておくことは過酸化水素の癌組織内での発生量を高めてくれることは無いでしょうか
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