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点滴療法研究会

アルファリポ酸点滴療法について

アルファリポ酸はビタミンB群の1つとして細胞の重要なエネルギー代謝に関わっています。アルファリポ酸には強力な抗酸化作用があり、体内で使われたビタミンCやビタミンEをリサイクルします。さらに肝臓の代謝を改善し、食中毒や重金属中毒では解毒作用を発揮します。アルファリポ酸はサプリメントでも摂取できますが、がんや肝炎に対しては点滴と経口で投与します。

アルファリポ酸点滴療法が適している病気

この点滴療法は糖尿病性神経障害、がんの代替医療、自己免疫疾患、肝炎・肝硬変に適しています。

(1)糖尿病性神経障害
糖尿病患者さんの2/3以上に糖尿病性神経障害があり、1/3にしびれ、痛み、勃起不全などの症状があります。既にアルファリポ酸の経口投与と点滴は糖尿病性神経障害の治療としてドイツを中心に欧州全域で保険診療が行われています。米国・ドイツ・ロシアの3カ国で実施された共同臨床試験で、アルファリポ酸の点滴療法と経口投与の組み合わせは糖尿病性神経障害を有意に改善すると報告されています。

(2)がん
これまでに膵臓がん、悪性リンパ腫などで有効な事例が報告されています。アルファリポ酸点滴療法単独、あるいは高濃度ビタミンC点滴療法、ナルトレキソン療法などと組み合わせます。
[参考論文]
Berkson BM et al. Integr Cancer Ther. 2007;6:293, & 2009;8:416.

(3)自己免疫疾患
アルファリポ酸点滴療法と低用量ナルトレキソン療法を組み合わせることにより、慢性関節リウマチ、SLEなどの自己免疫疾患を治療します。

(4)慢性肝炎・肝硬変
アルファリポ酸の点滴と抗酸化サプリメント(アルファリポ酸、セレン、シリマリン)を組み合わせて投与することにより、C型肝炎や肝硬変を改善します。米国のジュリア・スコーピック女史が代替医療に焦点を当てた著書「Honest Meicine(高潔な医学)」でアルファリポ酸点滴療法による肝硬変の治療について取り上げています。その中でニューメキシコ統合医療センターのバークソン博士のアルファリポ酸点滴療法で回復したメアリー・ジョーさんを紹介しています。ジョーさんは重度のC型肝炎による肝硬変で腹水が溜まり、医師から余命1年と言われていたのが、7年前にアルファリポ酸点滴療法により奇跡的に回復しました。
[参考論文]
Berkson BM. Med Klin (Munich). 1999;94 Suppl 3:84.
Melhem A et al: J Clin Gastroenterol. 2005;39(8):737.

アルファリポ酸点滴療法の実際

点滴療法研究会ではアルファリポ酸の治療で著名なバートン・バークソン博士(米国ニューメキシコ統合医療センター所長)の指導を受け、バークソン博士の治療プログラムを採用しています。治療の目的により点滴の回数や投与量を調整します。1回の投与量は100 mg~900 mg(通常300~600 mg)、点滴時間は30~60分程度です。ビタミンC点滴療法と組み合わせる場合は、ビタミンC点滴を先に行います。点滴をしない日はサプリメントとしてビタミンB群、アルファリポ酸、セレン、シリマリンなどを経口で摂取します。

副作用について

ほとんど副作用はありません。最近、アルファリポ酸のサプリメントを摂取して低血糖を起こしたインスリン自己免疫症候群の例が報告されました。アルファリポ酸点滴によるインスリン自己免疫症候群の発症は報告されていませんが、十分にケアをしながら点滴をします。

治療費について

点滴用医薬品のアルファリポ酸はドイツWorwag Pharma社から輸入します。点滴料金については最寄りのクリニックに直接お問い合わせください。

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