点滴療法研究会の歩み(2012年)
点滴療法研究会マスターズクラブは2007年(平成19年)10月に創立、2012年にて5周年を迎えることができました。これも偏に皆様のご支援、ご協力の賜物であると感謝いたしております。欧米では科学的に根拠のある様々な点滴療法が補完・代替医療、統合医療、アンチエイジング医療の現場で広く行われています。当会は、最新のエビデンスに基づいた点滴療法を提供する医師・歯科医師を会員とするグループですが、当初は数十人でスタートした会員数も現在では430人(2012年時点)を超え、日本中にネットワークができています。 | ![]() |
これまでに、私たちはセミナーを通じて、多くの医師、歯科医師に高濃度ビタミンC点滴療法、キレーション療法、マイヤーズカクテル、αリポ酸点滴療法、ナルトレキソン、ウクライン、UV療法など様々な治療法を日本に導入しました。そのために、各国のエキスパートを招き、最新の知識を学びました。 点滴療法が広まってくると、研究会に所属していない医師が危なっかしい点滴療法をするようになりました、そこで、研究会会員の質を国民に保証する高濃度ビタミンC点滴療法認定医制度とキレーション療法認定医制度をスタートさせました。 |
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私たちは会員による多施設共同研究「がん患者の生活の質(QOL)に対する高濃度ビタミンC点滴療法の効果に関する研究」を行い、本年に英文医学誌に掲載されました。このような会では画期的なことでした。また、2010年には海外から講師を招聘し、国際シンポジウム「高濃度ビタミンC点滴療法による癌治療」を開催しました。最近では福島原発事故の放射能汚染に対し、公式声明を出してビタミンCによる被ばく対策を提唱、140以上の会員施設で「放射線被ばくに関する相談窓口」を開設しました。 慌ただしく駆け抜けた5年間でしたが、私たち点滴療法研究会マスターズクラブ会員は、これからも最先端の点滴療法を提供し、国民の健康を守るべく歩んで参ります。 | ![]() |
点滴療法研究会 会長 柳澤 厚生 |
点滴療法研究会のこれまでの記録(写真集)
2008年2月24日 第1回点滴療法研究会 実践セミナー | |
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2009年2月22日 Brandford S. Weeks M.D. 米国における点滴療法の実際 |
2009年10月11日 Michael Janson, M.D., Ph.D. “医師とクリニック・スタッフ、栄養士のための 実践的栄養療法” |
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2010年2月14日Thomas E. Levy, M.D.「ビタミンC(点滴・経口)による新しい治療戦略を | |
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2010年4月11日 Burton M. Berkson, M.D. アルファ・リポ酸点滴療法、低用量ナルトレキソン療法インシュリン増感療法の実際 |
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2010年10月17 日点滴療法研究会 設立記念国際シンポジウム 「高濃度ビタミンC点滴療法によるがん治療~最新医学情報を明日の診療に導入する~」 Ronald Hunninghake, M.D. John Hoffer, M.D Steve Hickey, Ph.D. |
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2010年10月10日 リオルダンIVCシンポジウムにて研究会の多施設共同研究 "IVC & QOL"を発表〈USA〉 |
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2010年11月14日 IVC認定医講習会・認定医試験 | |
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2011年4月29~5月1日 ISOM学会〈Canada〉 被爆対策を提案 |
2011年9月25日Bradford S.Weeks, M.D. 米国のクリニックにおける点滴療法の実際 |
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2011年~ 被ばく対策への取り組み | |
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2012年4月28~30日ISOM学会 会長就任〈Canada〉 | |
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2012年5月27日 Welman A. Shrader, Jr., MDによる 「米国式点滴療法」 |
2012年6月ISOM学会〈Spain〉 |
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2012年9月2日点滴療法研究会5周年記念企画 ワークショップ “「現場から学ぶ点滴療法の“技(わざ)”」” |
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2012年12月 恒例点滴療法研究会ボードメンバー忘年会 | |
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